当院の小鹿幸生医師が「病院総合医」認定取得。
2018年度からはじまった「大同病院 病院総合医育成プログラム」。
まずは初年度のプログラムを終え、2019年5月25日付で、当院の総合内科主任部長である小鹿幸生医師が、認定を取得しました。
「病院総合医」は、高い倫理観、人間性、社会性をもって総合的な医療を展開する医師として、定められた研修を終え、一定以上の水準に達した者を日本病院会が認定するものです。医療の専門化・細分化が進むなか、診療科を越えた診療スキルと組織マネジメント力をも備え、病院医療を総合的に担う人材として、専門医資格を問わず、卒後6年以上のすべての医師に研修の機会が与えられています。
病院勤務医としてだけでなく将来的に開業を目指す医師、高齢化社会に必須といわれる全人的な総合診療、組織横断的なチーム医療など、いずれにおいても役立つスキルが醸成されます。大同病院では「病院総合医」の養成を通じて、地域医療全体の底上げに貢献していきたいと願っています。
小鹿医師は、神経内科医師としてキャリアをスタートし、名古屋市立大学の教授も務めた大ベテラン(現在は名誉教授)で、いまも当院の研修医に定期的に基本診療の講義を行っています。
臨床においても総合内科部長として専門科では解決できない症例に対し、組織横断的な診療を行っています。また、脳卒中で障害を負うひとを一人でも救いたいと、地域の高齢者向けの啓発活動にも取り組んでいます。
今回、自ら率先して「病院総合医」を取得することで、医師のキャリアの可能性を示し、臨床研修病院としての質的向上に貢献しています。
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